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なぜ世界最高峰の舞台に立った事を賞賛できないのか [スポーツもろもろ]

北京オリンピック 柔道 : nikkansports.com
亮子ママで金ならず無念の銅/柔道

 ママでは銅だった。柔道女子48キロ級の谷亮子(32=トヨタ自動車)は銅メダルに終わった。準決勝でドゥミトル(ルーマニア)に微妙な判定で敗れ、五輪3連覇を逃した。3位決定戦でボグダノワ(ロシア)に1本勝ちして、92年バルセロナ大会以来5大会連続でメダルを獲得したが、五輪で初めて決勝進出を逃し、会場で観戦した長男佳亮ちゃん(2)に金メダルを見せることはできなかった。

 

北京オリンピック ウエイトリフティング : nikkansports.com
三宅宏実6位、メダルに届かず/重量挙げ

 親子メダルの夢は実現しなかった。アテネ五輪9位の三宅宏実(22=アセット・マネジャーズ)はスナッチ80キロ、ジャーク105キロのトータル185キロで6位にとどまり、メキシコ五輪銅メダリストの父・義行氏(62)と二人三脚で挑んだ北京大会が終わった。

 三宅は競技終了後、悔いを残したのか目に涙を浮かべた。それでも「力は出し切りました。支えてくれた人への感謝の涙」と話した。

 

まじ、ムカッ腹が立つ。

なぜかって、とことん結果を求めるステージじゃないだろ?
「本大会に出場できなかった選手の魂を背負って」「国民の期待を背負って」なんつーのはその選手自身がどう考えるかの問題であって、メディアをはじめ応援する立場の人間がとやかく言う事じゃない。

やれ「悔しい銅メダル」だの「残念無念」だの…あのプレッシャーのかかる大舞台で競技人口の上位数%に入ってる選手に使う言葉なんだろうか?

以前、このブログに同じような記事をアップしたら「国からの莫大な補助を受けているなら結果を求められて当然」なんてコメントを書き込まれた事がある。
(頭来たけど抗戦しないで記事を削除したけど…)

上に挙げた柔道とか重量挙げ、他に競泳とか陸上競技…これらの競技は野球とかサッカーみたいに、とにかくメダル獲得とか選手個人のステータスを上げる事を目的に選手が派遣されているわけじゃない。

オリンピック出場はその時に全力をつくした結果に記録が伴った事への大きなボーナスステージであり、その大舞台を楽しんで全力を尽くし、そして悔いのない闘いをした者が勝者なんだよ。
(そういう意味でいくと、敗者は責められても致し方なしかもしれない…)

頼むから…アマチュア選手たちに国の威信をかけさせるのだけはやめて欲しい。


タグ:北京五輪
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コメント 4

mau-mauu

最近は、自分の事を棚に上げて、何様?って感じの人、
多くなった気がします。
by mau-mauu (2008-08-10 21:20) 

O-HASHI

>mau-mauu さん
コメントありがとうございます。
自分が良ければ…っていうモラルの低下と何らか関連してるんでしょうかね。。。
by O-HASHI (2008-08-10 22:06) 

koji

私も同感です。
メディアの公表の仕方、変ですよね。
>「国民の期待を背負って」
っていう表現が戦時中みたいで、気味悪いです。
by koji (2008-08-12 08:38) 

O-HASHI

>koji さん
コメントありがとうございます。
どうしたって国民の期待がかかるのは仕方がないところだと思うんですけど、それを煽るメディアに憤りを感じています。
メダルを獲ればそれまで見向きもしなかった選手に群がって、引っ張りだこにしてほとぼりが冷めるとポイッ…なんともいえない気分ですね。。。
by O-HASHI (2008-08-12 11:48) 

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