シューマッハ引退だって

F1Racing.jp 2006
ミハエル シューマッハ　今季限りでの引退を発表

なんか寂しいもんだね。

Ｍ・シューマッハー引退　歴代最多の年間王者　(産経新聞)

Ｍ・シューマッハー、今季限りでの引退発表　(朝日新聞)

Ｍ・シューマッハー、今季限りの引退発表　(読売新聞)

それにしても、一般紙がこぞってF1の話題を取り上げるのはセナが散った時以来じゃない？？

正直なところ、オレにとってシューマッハというと最初はヒールだった。
何せ93年からデーモン・ヒルを引退するまで応援してたからね。
だから94年にアデレードで彼がヒルを接触でツブしてチャンピオンになった時は
「こんな奴クビにしちまえ！！」なんて思ったもんだよ。

だけどヒルがチャンピオン争いの前線から引いて、彼が97年にはヴィルヌーブ、ハッキネンが
F1から撤退した後のシーズンは彼を応援してたよ。

世間のピークから少し遅れて93年あたりからF1に熱くなっていったオレとしては、
シューマッハはプロストやセナ以上のスーパースター。

彼を応援してしまった(？)ワケというのは、やっぱりF1ドライバとしての技術のすごさと
プロフェッショナリズム。
今までいろんなチャンピオンが誕生してきたけど、彼ほどマシンに恵まれない中で勝利を
重ねていったドライバーはいない。
事実、(カウントしたわけじゃないけど)彼のポートポジション獲得率は過去のチャンピオンと
比較して最も低いんじゃないだろうか。

彼はそんな恵まれないインフラの中で、卓越したドライブ技術とロス･ブラウンという戦略家を
はじめチームスタッフには早いピットストップ作業を叩き込むことでレースを勝ってきた。

加えていつだったかモナコGPの時、早々にクラッシュしてそのレースでの優勝争いから
脱落してしまったというのに、観に来ているファンのためにプライドをかなぐり捨てて
熱い走りを見せてくれた時には本当に感動させてもらった。
(そんな状況でも優勝を争ってるかのような走りをしてたけどね)

シュー、本当におつかれさん。
何らかの形で日本と関わってくれたら嬉しいよ。

あらためて各チームのドライバーを見てみると、本当に時代を感じる。
特にオレがF1に熱くなっていた93～98年をピークだったから、いま現役でその時代に
目立ってたといえばもうバリチェロ・ヴィルヌーブくらいしかいない。
(フィジケラ・トゥルーリ・Rシューマッハはまだひよっ子)
あとはこの2人を応援していく事になるだろうな。

ところでF1Racing.jpでは「来季のミハエルは何をすると思う？」というアンケートが
実施されていて、その投票結果を見ると･･･

レースの世界から完全引退　・・・・・・・・・・・・・  38%
フェラーリのチーム監督になる　・・・・・・・・・・・ 15%
自分で新しいチームを立ち上げる　・・・・・・・・　12%
その他　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　11%
他のカテゴリーでレースをする　・・・・・・・・・・　10%
サッカー選手になる　・・・・・・・・・・・・・・・・・・　8%
他のチームの監督になる　・・・・・・・・・・・・・・　3%
Ｆ１ジャーナリストになる　・・・・・・・・・・・・・・・　3%

･･･という感じになってるけど、オレもF1から完全に身を引くかドライバ養成に
関わっていくような気がするな。